“虚子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょし68.8%
きよし25.0%
きよこ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前面の虚子きょし氏はもつと勿体ぶつて居るかと思ひしに一向無造作なる風采なり。鳴雪めいせつ翁は大老人にあらずして還暦には今一ト昔もありさうに思はる。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
但しそのころも既に多少の文名ありしかば、十句中二三句づつ雑詠にるは虚子きよし先生の御会釈ごゑしやくならんと思ひ、少々尻こそばゆく感ぜしことを忘れず。
わが俳諧修業 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「そうだ。高浜虚子きよこというおじいさんもいるし、川端龍子りゅうこという口髭くちひげをはやした立派な紳士もいる。」
眉山 (新字新仮名) / 太宰治(著)