“虚無僧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こむそう85.4%
ぼろんじ12.2%
こもそう2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふと見ると浦づたいに、江戸のほうへ向って、サク、サク、ときれいな砂へ草鞋わらじのあとをつけて行く、一人の虚無僧こむそうの姿がみえる。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あの、ただいまの虚無僧ぼろんじを?」と、女中は一方へ気兼ねをして、すぐには応じかねていると、あんじょう、向うでは聞きとがめた九鬼弥助が
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「梵論字と云うと虚無僧こもそうの事かい」
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)