“虚無党”の読み方と例文
読み方割合
きょむとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病院では腹膜炎で患者が虫の気息いきを引き取ろうとしている。露西亜ロシアでは虚無党きょむとうが爆裂弾を投げている。停車場ステーションでは掏摸すりつらまっている。火事がある。赤子あかごが生れかかっている。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あるいは露国虚無党きょむとう謀図ぼうとする如き、惨憺悲愴さんたんひそうの挙なきにしも非ずと。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)