“きょむとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
虚無党66.7%
虚无党33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病院では腹膜炎で患者が虫の気息いきを引き取ろうとしている。露西亜ロシアでは虚無党きょむとうが爆裂弾を投げている。停車場ステーションでは掏摸すりつらまっている。火事がある。赤子あかごが生れかかっている。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あるいは露国虚無党きょむとう謀図ぼうとする如き、惨憺悲愴さんたんひそうの挙なきにしも非ずと。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
彼の著述は欧洲を震動せしめ、彼の筆誅に罹りし高慢なる宗教家と政事家は彼を虚无党きょむとうと称し無神論者と見做したり、彼れ歳八十にしてなお壮年の希望あり
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)