“きょし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
虚子34.4%
挙止34.4%
鋸歯15.6%
許芝6.3%
許汜3.1%
拒止3.1%
挙子3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今度改造社から「虚子きょしの人と芸術」について何か書けと言われたについて、その昔話をペンですることにする。
高浜さんと私 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
その挙止きょし活溌かっぱつにして少しも病後びょうご疲労ひろうてい見えざれば、、心の内に先生の健康けんこう全くきゅうふくしたりとひそかに喜びたり。
それは実によく晴れわたった、おだやかな夏の夕だった。眼のまえの屏風岩のギザギザした鋸歯きょしのようなグラートのうえにはまだ、夕雲はかがやかにいろどられていた。
太史丞の許芝きょしは、曹操の籠る病室へ召された。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
淮南わいなんに着いて、袁術えんじゅつえっし、呂布の書簡を呈してやがて戻ってきた許汜きょし王楷おうかいの二使は、そうは行かなかった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
許汜きょしと、王楷おうかいだった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は気を落著おちつけようとして眼を閉じ、雑念を拒止きょしして心を落著けて腰を下した。彼は一つのひらたい丸い黒い花が、黄橙おうとうしんをなして浮き出し左眼さがん左角ひだりかどから漂うて右に到って消え失せた。
幸福な家庭 (新字新仮名) / 魯迅(著)
彼は挙子きょしとなって他の諸生と夏期講習の勉強をしている間に、あるとき鬼神に関する噂が出て、誰が強かったとか、誰が偉かったとか言っていると、梁は傲然ごうぜんとして言った。