“病後”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びやうご50.0%
びょうご33.3%
やみあが16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長吉ちやうきち病後びやうご夕風ゆふかぜおそれてます/\あゆみを早めたが、しか山谷堀さんやぼりから今戸橋いまどばしむかうに開ける隅田川すみだがは景色けしきを見ると、どうしてもしばら立止たちどまらずにはゐられなくなつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
その挙止きょし活溌かっぱつにして少しも病後びょうご疲労ひろうてい見えざれば、、心の内に先生の健康けんこう全くきゅうふくしたりとひそかに喜びたり。
船頭が持つかいのような握太にぎりぶとな、短い杖をな、唇へあてて手をその上へ重ねて、あれじゃあ持重もちおもりがするだろう、鼻を乗せて、気だるそうな、退屈らしい、呼吸いきづかいも切なそうで、病後やみあがり見たような
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)