“びやうご”の漢字の書き方と例文
語句割合
病後100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長吉(ちやうきち)は病後(びやうご)の夕風(ゆふかぜ)を恐(おそ)れてます/\歩(あゆ)みを早めたが、然(しか)し山谷堀(さんやぼり)から今戸橋(いまどばし)の向(むかう)に開ける隅田川(すみだがは)の景色(けしき)を見ると、どうしても暫(しばら)く立止(たちどま)らずにはゐられなくなつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
君(きみ)も御存知(ごぞんぢ)の如(ごと)く病後(びやうご)、赤(せき)十字社(じしや)の醫者(いしや)に勸(すゝ)められて二ヶ月間(げつかん)此(この)湯原(ゆがはら)に滯在(たいざい)して居(ゐ)た時(とき)である。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
蛇(へび)は暫(しばら)く凝然(ぢつ)として居(ゐ)て極(きは)めて徐(おもむ)ろに棺臺(くわんだい)の下(した)に隱(かく)れた。卯平(うへい)の顏(かほ)は黄昏(たそがれ)の光(ひかり)に蒼(あを)かつた。彼(かれ)はそれから他出(たしゆつ)することも稀(まれ)になつた。恢復(くわいふく)しかけた病後(びやうご)の疲勞(ひらう)が夜(よる)は粘(ねば)るやうな汗(あせ)を分泌(ぶんぴ)させた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)