“他出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そとで40.0%
たしゆつ40.0%
たしゅつ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れもまた少しく恐れて、くだんの鯀化、黒面などを呼びよせ、洞ちかく守護さしつつ、自身おのれ佻々かるがるしく他出そとでしたまはざりしが。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
あげ私し儀日頃より右平兵衞とは兄弟同樣に仕つる者に候へば然樣さやうの儀は毛頭もうとうおぼえ御座なくことに其節は私し事他出たしゆついたし八九日外に逗留とうりう仕つりをり歸宅きたく致せしをり其事柄を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
昔にまさる両親の処置のなさけなさ、かかる家庭にあるも心苦しくて他出たしゅつすることの数〻しばしばなりしにつれて、覚えずも魔の道に踏み迷い、借財山の如くになりてついに父上の怒りに触れ
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)