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他出
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そとで
ふりがな文庫
“
他出
(
そとで
)” の例文
他
(
か
)
れもまた少しく恐れて、
件
(
くだん
)
の鯀化、黒面などを呼びよせ、洞ちかく守護さしつつ、
自身
(
おのれ
)
も
佻々
(
かるがる
)
しく
他出
(
そとで
)
したまはざりしが。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
「私ども始めはお
止
(
と
)
めしたのです。しかし閣下は
他出
(
そとで
)
される約束があって、その日の三時にはご
覧
(
らん
)
になれないのです。それで
強
(
し
)
いてというお話ですし、一方例の用意もありまして大丈夫だと思ったのです」
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
噯
(
オー
)
聴水なりしか、よくこそ来りつれ。
実
(
まこと
)
に
爾
(
なんじ
)
がいふ如く、この大雪にて
他出
(
そとで
)
もならねば、独り洞に眠りゐたるに、
食物
(
かて
)
漸く
空
(
むな
)
しくなりて、やや
空腹
(
ものほし
)
う覚ゆるぞ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
大王これを
聞
(
きこ
)
し召して、
聊
(
いささ
)
か心に恐れ給へば、
佻々
(
かるがる
)
しくは
他出
(
そとで
)
もしたまはず。さるを
今
(
いま
)
和主が、一
箭
(
ぜん
)
の
下
(
もと
)
に
射殺
(
いころ
)
したれば、わがために
憂
(
うれい
)
を去りしのみか、
取不直
(
とりもなおさず
)
大王が、
眼上
(
めのうえ
)
の
瘤
(
こぶ
)
を払ひしに等し。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
“他出”の意味
《名詞》
他の場所へ出掛けること。外出。
(出典:Wiktionary)
他
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“他出”で始まる語句
他出他行