“覧”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
32.3%
らん30.6%
ろう29.0%
らう3.2%
1.6%
1.6%
ラン1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
注意 この切図と各部の名称価格等は『食道楽』夏の巻付録に委しければ読者ついらるべし〔夏の巻付録「西洋食品価格表」〕。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
一寸ちよつとらんなさい」と美禰子がちいさな声で云ふ。三四郎は及び腰になつて、画帖の上へかほを出した。美禰子のあたまで香水のにほひがする。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「ケ、ケ、ケ、ケ、野郎どうだ! 金城鉄壁物かはと云う槍の手並みをごろうじろ! やい背後うしろを振り返って見ねえ!」
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
およしをば六騎ろつきがながれ、我が乳母めのと、そのかの一人。笛鳴るに太鼓とよむに、水祭また御らうぜよ、舟よしと、さて棹さしぬ。
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「ごん!」と老人は見返えりもせず、暗い海上を指差した。
死の航海 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「さて数馬殿ごうじろ。愚僧これより白虎太郎めをなぶり物にしてお目に掛ける」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
を送りけるが、是ハ極内〻を以て御ラン成候得バ、極テたしかなるたよりにて山口に迄御送被成度。