“隅田川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すみだがわ86.1%
すみだがは12.5%
おおかわ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この景色がまたなく美しい。線の細かい広重ひろしげ隅田川すみだがわはもう消えてしまった代わりに、鉄とコンクリートの新しい隅田川が出現した。
Liber Studiorum (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
云掛られ夫さへ心にさはらぬ樣云拔いひぬけて居しに今日隅田川すみだがは渡船わたしぶねにて誰かは知ず行違ゆきちがひに面を見合せしよりにはかに吾助が顏色變り狼狽うろたへたるてい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
電車が万世橋めがねの交叉点を素直まっすぐに貫いても、鷲は翼を納めぬので、さてはこのまま隅田川おおかわ流罪ながしものか、軽くて本所から東京の外へ追放になろうも知れぬ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)