“隅田堤”の読み方と例文
読み方割合
すみだづつみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と広々とした一面の耕地で、隅田堤すみだづつみが長々と、雪をかぶって横仆よこたわっていた。雪を踏み踏みその方角へ、三人の者は辿たどって行った。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その古幹と樹姿とを見て考えると、真間の桜の樹齢は明治三十年頃われわれが隅田堤すみだづつみに見た桜と同じくらいかと思われる。
葛飾土産 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
隅田堤すみだづつみ飛鳥山あすかやま公園、帝室博物館、東京教育博物館、動物園、帝国大学植物園、帝国図書館、まるでもう無我夢中で、それこそあなたがさっきお話したような
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)