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『葛飾土産』
ふりがな文庫
『
葛飾土産
(
かつしかみやげ
)
』
○ 菅野に移り住んでわたくしは早くも二度目の春に逢おうとしている。わたくしは今心待ちに梅の蕾の綻びるのを待っているのだ。 去年の春、初めて人家の庭、また農家の垣に梅花の咲いているのを見て喜んだのは、わたくしの身に取っては全く予想の外にあった …
著者
永井荷風
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約19分(500文字/分)
朗読目安時間
約31分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
交
(
こう
)
囲
(
めぐら
)
止
(
とどま
)
即
(
すなわち
)
一時
(
ひとしきり
)
定
(
じょう
)
指
(
さす
)
種
(
だね
)
閉
(
とざ
)
手籠
(
てかご
)
掬
(
く
)
濡
(
ぬら
)
顧
(
かえりみ
)
駐
(
とま
)
傍
(
かたわら
)
八幡
(
やわた
)
卜居
(
ぼくきょ
)
小流
(
こなが
)
徴
(
ちょう
)
挙
(
こぞ
)
溝
(
どぶ
)
炊
(
かし
)
癖
(
へき
)
磨
(
と
)
薄
(
すすき
)
薪
(
たきぎ
)
虞
(
おそれ
)
識
(
しる
)
谷
(
や
)
谷町
(
やちょう
)
踵
(
きびす
)
辺
(
へん
)
頻
(
しきり
)
鳳
(
おおとり
)
一条
(
ひとすじ
)
一際
(
ひときわ
)
丁亥
(
ていがい
)
下総
(
しもうさ
)
下肥
(
しもごえ
)
下谷
(
したや
)
丘阜
(
きゅうふ
)
中山
(
なかやま
)
井
(
い
)
人
(
ひと
)
何処
(
どこ
)
傍
(
そば
)
入谷
(
いりや
)
其角
(
きかく
)
冠
(
かぶ
)
冬樹
(
ふゆき
)
勒
(
ろく
)
勝鹿
(
かつしか
)
原
(
はら
)
原木
(
ばらき
)
向嶋
(
むこうじま
)
商
(
あきな
)
啻
(
ただ
)
囀
(
さえず
)
図
(
はか
)
堰
(
せき
)
外
(
ほか
)
外濠
(
そとぼり
)
委
(
くわ
)
審
(
つまびらか
)
小商
(
こあきな
)
小径
(
こみち
)
小春
(
こはる
)
尾久
(
おぐ
)
山谷
(
さんや
)
岡
(
おか
)
崩御
(
ほうぎょ
)
嵐雪
(
らんせつ
)
巣鴨
(
すがも
)
巷
(
ちまた
)
床
(
とこ
)
心覚
(
こころおぼえ
)
忍川
(
しのぶがわ
)
悉
(
ことごと
)
戯
(
たわむ
)
揮毫
(
きごう
)
撒
(
ま
)
撫子
(
なでしこ
)
播
(
ま
)
擱
(
お
)
新堀
(
しんぼり
)
日向
(
ひなた
)
日和
(
ひより
)
日盛
(
ひざかり
)
旱天
(
かんてん
)
星
(
ほし
)
時維
(
ときにこれ
)
暇
(
いとま
)
暴漲
(
ぼうちょう
)
木槿
(
むくげ
)
来
(
きた
)
松毬
(
まつかさ
)
枇杷
(
びわ
)
林檎
(
りんご
)
柄杓
(
ひしゃく
)
柳町
(
やなぎちょう
)