“心覚”のいろいろな読み方と例文
旧字:心覺
読み方割合
こころおぼえ83.3%
こゝろおぼえ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのころ、わたくしはわが日誌にむかしあって後に埋められた市中溝川の所在を心覚(こころおぼえ)に識(しる)して置いたことがある。即(すなわち)次の如くである。
葛飾土産 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
余は遂に料理の半(なかば)を残して得(え)喰はず。飯終りて湯桶(ゆとう)に塩湯を入れて出す。余は始めての会席料理なれば七十五日の長生すべしとて心覚(こころおぼえ)のため書きつけ置く。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
思(おも)はず飛上(とびあが)つて総身(そうしん)を震(ふる)ひながら此(こ)の大枝(おほえだ)の下(した)を一散(さん)にかけぬけて、走(はし)りながら先(まづ)心覚(こゝろおぼえ)の奴(やつ)だけは夢中(むちう)でもぎ取(と)つた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)