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心覚
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こころおぼえ
ふりがな文庫
“
心覚
(
こころおぼえ
)” の例文
旧字:
心覺
そのころ、わたくしはわが日誌にむかしあって後に埋められた市中溝川の所在を
心覚
(
こころおぼえ
)
に
識
(
しる
)
して置いたことがある。
即
(
すなわち
)
次の如くである。
葛飾土産
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
余は遂に料理の
半
(
なかば
)
を残して
得
(
え
)
喰はず。飯終りて
湯桶
(
ゆとう
)
に塩湯を入れて出す。余は始めての会席料理なれば七十五日の長生すべしとて
心覚
(
こころおぼえ
)
のため書きつけ置く。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
五助は身を
捻
(
ひね
)
って、
心覚
(
こころおぼえ
)
、
後
(
うしろ
)
ざまに棚なる小箱の上から、
取下
(
とりおろ
)
した分厚な一
綴
(
てつ
)
の註文帳。
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
程経
(
ほどへ
)
て
妻
(
さい
)
の
心覚
(
こころおぼえ
)
につけた日記を読んで見て、その中に、ノウヒンケツ(
狼狽
(
ろうばい
)
した妻は脳貧血をかくのごとく書いている)を起し人事不省に
陥
(
おちい
)
るとあるのに気がついた時、余は妻は
枕辺
(
まくらべ
)
に呼んで
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
私に
心覚
(
こころおぼえ
)
が
丁
(
ちゃん
)
とある。先ず
凡
(
およ
)
そ山の中を二日も三日も
歩行
(
ある
)
かなけれゃならないですな。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“心覚”の解説
心覚(しんかく、永久5年(1117年)- 養和元年(1181年)頃)は、平安時代後期の真言宗の僧。父は平実親。字を仏種房、宰相阿闍梨と号した。
(出典:Wikipedia)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
覚
常用漢字
小4
部首:⾒
12画
“心”で始まる語句
心
心配
心地
心持
心算
心細
心得
心底
心臓
心許