“巣鴨”の読み方と例文
読み方割合
すがも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初代の家は巣鴨すがも宮仲みやなかの表通りとも裏通りとも判別のつかぬ、小規模な商家しょうかとしもうたとが軒を並べている様な、細い町にあった。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
君と私との忙しい生活は、互に訪問することを許さぬので、私は時々巣鴨すがも三田線の電車の中で、君と語を交えるに過ぎなかった。
二人の友 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その檄文とは非軍備論の翻訳で、大杉栄はそのため朝憲紊乱ちょうけんびんらんの罪に問われて、巣鴨すがも監獄にぶちこまれた。二十三歳のときである。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)