“すみだがは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隅田川69.2%
角田川15.4%
墨田川15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つりの帰りらしい小舟こぶねがところ/″\のやうに浮いてゐるばかり、見渡みわた隅田川すみだがはは再びひろ/″\としたばかりかしづかさびしくなつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
延寿太夫はその席上で、『角田川すみだがは』を語つた。清元としてはひどく上品なもので、何も判らない聴衆きゝていづれも手をつて喜んでゐたが、自分はひとあざむかれたやうな気持がしない事もなかつた。
今日けふならではの花盛はなざかりに、上野うへのをはじめ墨田川すみだがはへかけて夫婦ふうふづれをたのしみ、隨分ずいぶんともかぎりの体裁ていさいをつくりて、つてきの一てう良人おつと黒紬くろつむぎもんつき羽織ばをり女房にようぼうたゞすぢ博多はかたおびしめて
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)