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黒紬
ふりがな文庫
“黒紬”の読み方と例文
読み方
割合
くろつむぎ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くろつむぎ
(逆引き)
つくねんとして、一人、影法師のように、びょろりとした
黒紬
(
くろつむぎ
)
の間伸びた
被布
(
ひふ
)
を着て、
白髪
(
しらが
)
の毛入道に、ぐたりとした真綿の帽子。
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
車上の客は五十あまり、色赤黒く、
頬
(
ほお
)
ひげ少しは白きもまじり、
黒紬
(
くろつむぎ
)
の羽織に新しからぬ同じ色の
中山帽
(
ちゅうやま
)
をいただき
蹴込
(
けこ
)
みに中形の
鞄
(
かばん
)
を載せたり。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
二人はまだ天が明けない内に、
行燈
(
あんどう
)
の光で身仕度をした。甚太夫は
菖蒲革
(
しょうぶがわ
)
の
裁付
(
たっつけ
)
に
黒紬
(
くろつむぎ
)
の
袷
(
あわせ
)
を重ねて、同じ紬の紋付の羽織の下に細い革の
襷
(
たすき
)
をかけた。
或敵打の話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
黒紬(くろつむぎ)の例文をもっと
(12作品)
見る
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
紬
漢検準1級
部首:⽷
11画
“黒”で始まる語句
黒
黒子
黒繻子
黒人
黒煙
黒白
黒雲
黒檀
黒髪
黒奴
“黒紬”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
徳冨蘆花
三遊亭円朝
樋口一葉
吉川英治
泉鏡花
森鴎外
岡本綺堂
芥川竜之介