『Liber Studiorum（ライバー　ステューディオラム）』

震災後復興の第一歩として行なわれた浅草凌雲閣の爆破を見物に行った。工兵が数人かかって塔のねもとにコツコツ穴をうがっていた。その穴に爆薬を仕掛けて一度に倒壊させるのであったが、倒れる方向を定めるために、その倒そうとする方向の側面に穴の数を多く …

著者	寺田寅彦
ジャンル	文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出	「改造」1930（昭和5）年3月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約11分（500文字/分）
朗読目安時間	約18分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

甲虫（コレオブテラ） 大（だい） 毀（こぼ） 扉（とびら） 唐（とう） 角（かど） 角櫓（すみやぐら） 煉瓦（れんが） 石垣（いしがき） 竹（たけ） 芝生（しばふ） 落雁（らくがん） 河岸（かし） 豌豆（えんどう） 部屋（へや） 鉄檻（てつおり） 錯綜（さくそう） 長嘯（ちょうしょう） 風体（ふうてい） 魚屋（さかなや） 火鉢（ひばち） 泥（どろ） 上野（うえの） 汎濫（はんらん） 新羅（しらぎ） 悠然（ゆうぜん） 広重（ひろしげ） 巌丈（がんじょう） 天秤（てんびん） 堆積（たいせき） 台（だい） 分化（ディフェレンシエート） 内（うち） 位相（フェーズ） 丸（まる） 下駄（げた）