“広重”の読み方と例文
旧字:廣重
読み方割合
ひろしげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広重ひろしげめいた松の立木——そこには取材と手法とに共通した、一種の和洋折衷せっちゅうが、明治初期の芸術に特有な、美しい調和を示していた。
開化の良人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
この景色がまたなく美しい。線の細かい広重ひろしげ隅田川すみだがわはもう消えてしまった代わりに、鉄とコンクリートの新しい隅田川が出現した。
Liber Studiorum (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
Salle Durand Ruel において九十三年(明治二十六年)広重ひろしげの山水画のみを限りてこれを陳列したる事ありき。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)