“立止”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たちどま60.0%
たちど28.0%
たちとゞ8.0%
たちとゞまる4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とほりかゝるホーカイぶしの男女が二人、「まア御覧ごらんよ。お月様。」とつてしばら立止たちどまつたのち山谷堀さんやぼり岸辺きしべまがるがいな当付あてつけがましく
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
その怒りあらだつさまはさながら立止たちどまりてうちつけに物乞ふ乞食かたゐにむかひて群犬むらいぬはせいづる時の如く 六七—六九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
女は突然立止たちとゞまりて、近くの街燈をたよりに、少時しばし余が風采みなりを打眺め候ふが、忽ちべにしたる唇より白き歯を見せて微笑み候。
夜あるき (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
見るより大いに悦び小杉こすぎの伯父樣此坊主ばうず勾引かどはかしますアレ/\伯父樣々々をぢさま/\と云れて九助は何ぢやと立止たちとゞまるを旅僧は是を見と等く是はたまらぬと其儘後を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)