“たちどま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
立停46.2%
立留20.2%
立止14.4%
佇立9.6%
立佇5.8%
1.9%
佇止1.0%
立住1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仕事が終って家へ帰ると、彼は雨戸の前に立停り、ちょっと雨戸を見まもっていて、それからゆっくりという、——この戸をあけよう。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
エヘヽヽ女子達立留のもんで、ういふ珠揃のお方々世辞ひしてらつしやるましたのは手前共仕合
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
町の尽頭まで来た時に、お杉は初めて立止った。尾行して来た人々もう散ってった。お杉は柳屋のに寄って、皴枯れた声で
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
何か斯う物を考へ/\歩いて行くといふことは、其の沈み勝ちな様子を見ても知れた。暫時丑松も佇立つて、是方の二人を眺めて、軈て足早に学校を指して急いで行つた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ああ、揃って大時計の前へ立佇った……いや三階でちょっとお辞儀をするわ。薄暗い処へ朦朧と胸高な扱帯か何かで、しそうにれたのが、しょんぼりと空から瞰下ろしているらしい。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
風がをあおって行こうと、自転車が、人が、犬がり抜けて通って行こうと、逸作は頓着なしにぬけぬけとって居る。これを、宇宙を小馬鹿にした形と、かの女は内心で評して居る。
かの女の朝 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
少女は此二階家の前に来ると暫時佇止って居たが、窓を見上げて「江藤さん」と小声で呼んだ、窓は少していて、薄赤い光が煤にんだ障子に映じている。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
見れば伝馬町三丁目と二丁目との角なり。貫一はここにて満枝をかんと思ひ設けたるなれば、彼の語り続くるをも会釈ずして立住りつ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)