“佇止”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たちどま50.0%
ちょし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少女は此二階家の前に来ると暫時しばら佇止たちどまって居たが、窓を見上げて「江藤えとうさん」と小声で呼んだ、窓は少しあいていて、薄赤い光が煤にきばんだ障子に映じている。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
これは道中予定の佇止ちょしであって、過ぎ来し谷間をふり返り見、行く手の遠い地平線をうちながむべき、人生の大なる覧台テラースの一つである。