“尽頭”のいろいろな読み方と例文
旧字:盡頭
読み方割合
はずれ50.0%
はづれ31.3%
じんとう18.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町の尽頭はずれまで来た時に、お杉は初めて立止たちどまった。尾行して来た人々もう散ってしまった。お杉は柳屋のかどに寄って、皴枯しわがれた声で
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その頃、村の尽頭はづれに老婆と一緒に駄菓子の見世みせを出して、子供等を相手に、亀の子焼などをあきなつて、辛うじて其日の生活を立てて行く女があつた。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
けれども生命の流れは曠劫こうごうよりきたってみなもとを知ることあたわず、未来際みらいざいに流れてその尽頭じんとうを知ることができないのですよ。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)