“町尽頭”の読み方と例文
旧字:町盡頭
読み方割合
まちはずれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正午ひるになると毎日まいにち警察署長けいさつしょちょうが、町尽頭まちはずれ自分じぶんやしきから警察けいさつくので、このいえまえを二頭馬車とうばしゃとおる、するとイワン、デミトリチはその度毎たびごと馬車ばしゃあまはやとおぎたようだとか
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
塚田巡査は町の者共を従え、市郎は我家の職人や下男げなんを率いて、七兵衛老翁じじいに案内させ、前後二手に分れて現場げんじょう駈向かけむかった。夜の平和は破られて、幾十の人と火とが、町尽頭まちはずれの方へ乱れて走った。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)