“伝馬町”のいろいろな読み方と例文
旧字:傳馬町
読み方割合
てんまちょう81.8%
でんまちょう15.2%
てんまちよう3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことのついでにいってしまえば、もと西巻は、日本橋の石町こくちょう銀町しろがねちょう伝馬町てんまちょう……その界隈を担いであるくぼてふりのさかなやだった。
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
そのも一つ先になると、浅草だめといって不浄の別荘地——これは伝馬町でんまちょうの牢屋で病気にかかったものを下げる不浄な世界——そのお隣りが不夜城の吉原です。
見れば伝馬町てんまちよう三丁目と二丁目との角なり。貫一はここにて満枝をかんと思ひ設けたるなれば、彼の語り続くるをも会釈ずして立住たちどまりつ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)