“南伝馬町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みなみでんまちょう75.0%
みなみてんまちよう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
□障子社の展覧会が三日から七日迄向ふ五日間京橋区柳町東中通り(南伝馬町みなみでんまちょう下車)画博堂で開かれます。真田久吉氏、埴原桑喜代氏、清水太助氏、奥村博氏の画が出品されます。
平吉の口から出た話によると、彼は十一の年に南伝馬町みなみでんまちょうの紙屋へ奉公に行った。するとそこの旦那だんなは大の法華ほっけ気違いで、三度の飯も御題目をとなえない内は、箸をとらないと云った調子である。
ひょっとこ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「さやうで御座います。私は南伝馬町みなみてんまちよう幸菱こうびしと申します紙問屋の支配人を致してをりまして、狭山元輔さやまもとすけと申しまする。又これは新橋に勤を致してをります者で、柏屋かしわやの愛子と申しまする」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)