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『ひょっとこ』
ふりがな文庫
『
ひょっとこ
(
)
』
吾妻橋の欄干によって、人が大ぜい立っている。時々巡査が来て小言を云うが、すぐまた元のように人山が出来てしまう。皆、この橋の下を通る花見の船を見に、立っているのである。 船は川下から、一二艘ずつ、引き潮の川を上って来る。大抵は伝馬に帆木綿の天 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「帝国文学」1915(大正4)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
上
(
か
)
一
(
いっ
)
中
(
ちゅう
)
覚
(
おぼえ
)
滑
(
なめらか
)
空
(
くう
)
苦
(
く
)
一寸
(
いっすん
)
後
(
うしろ
)
腹
(
ぱら
)
面
(
めん
)
素面
(
すめん
)
揺
(
ゆす
)
舳
(
みよし
)
拳
(
けん
)
御影
(
みえい
)
後
(
のち
)
櫓
(
ろ
)
崇
(
たた
)
裕
(
ゆたか
)
宿
(
しゅく
)
囃子
(
ばやし
)
面当
(
つらあ
)
酔
(
よい
)
煤
(
すす
)
襦袢
(
じゅばん
)
音
(
ね
)
独楽
(
こま
)
甲走
(
かんばし
)
痒
(
かゆ
)
神楽
(
かぐら
)
神酒
(
みき
)
難有
(
ありがた
)
雇人
(
やといにん
)
老鋪
(
しにせ
)
股引
(
ももひき
)
雀斑
(
そばかす
)
自家
(
うち
)
鍍金
(
めっき
)
錺屋
(
かざりや
)
舷
(
ふなばた
)
連中
(
れんじゅう
)
身絞
(
みしぼ
)
訣
(
わけ
)
艇庫
(
ていこ
)
艘
(
そう
)
言問
(
こととい
)
頭
(
かしら
)
莫迦
(
ばか
)
虱
(
しらみ
)
取舵
(
とりかじ
)
小皺
(
こじわ
)
女将
(
おかみ
)
囃子
(
はやし
)
喜撰
(
きせん
)
唱
(
とな
)
哂
(
わら
)
吉原
(
よしわら
)
可笑
(
おか
)
小言
(
こごと
)
友禅
(
ゆうぜん
)
冷評
(
ひやか
)
円顔
(
まるがお
)
入
(
い
)
伝馬
(
てんま
)
今朝
(
けさ
)
仆
(
たお
)
人山
(
ひとやま
)
枡数
(
ますかず
)
深間
(
ふかま
)
洗湯
(
せんとう
)
法華
(
ほっけ
)
河岸
(
かし
)
毛頭
(
もうとう
)
欄干
(
らんかん
)
棹
(
さお
)
桟橋
(
さんばし
)
滑稽
(
こっけい
)
昨夜
(
ゆうべ
)
旦那
(
だんな
)
掛地
(
かけじ
)
怪我
(
けが
)
廿
(
はたち
)
幟
(
のぼり
)
川面
(
かわも
)
少時
(
しばらく
)