“洗湯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんとう60.0%
せんたう24.0%
ゆ8.0%
おゆ4.0%
おゆや4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歩きながら、洗湯(せんとう)で心安くなった彼(か)の婆(ばあ)さんの事を思いついて、お千代は電車の停留場まで行き着きながら俄(にわか)にもとの道へ後戻りをした。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
その内田博士が、ある時京都の洗湯(せんたう)へ出掛けて往つて湯槽(ゆぶね)のなかで泳ぎ廻つてゐた事があつた。
現今(いま)の金に算して幾両の金数(きんす)は安く見えはするが、百文あれば蕎麦(そば)が食えて洗湯(ゆ)にはいれて吉原(なか)へゆけたという。競(くら)べものでないほど今日より金の高かった時代である。
一ツ石鹸箱(シャボンばこ)をもって、連立(つれだ)って洗湯(おゆ)にゆくことも、この二人にはめずらしくはなかった。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
上(あ)げ板(いた)を叩(たた)いて「番頭さん熱いよ」とうめ湯をたのんだり、小唄(こうた)をうたったりすると、どうしても洗湯(おゆや)の隣りに住んでる気がしたり、赤児(こども)が生れる泣声に驚かされたりしたと祖母がはなしてくれた。