“現今”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いま68.9%
げんこん27.9%
ただいま1.6%
たゞいま1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蕎麦屋の利久の斜向すじむかいに——現今いまでも大きな煙草タバコ問屋があるが、その以前は、呉服用達ようたしの西川屋がいたところである。
明治十年の出生であったが、もの心づいた時は、京橋区木挽町こびきちょう現今いまの歌舞伎座の裏にあたるところの、小さな古道具屋が養家だった。
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
南部甲斐守の邸は、ちょうど現今いまの日比谷公会堂が建っている辺りにあった筈だから、自分はいまその近くの地下にいるのだということだけはわかる。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
小伝馬町の、現今いま電車の交叉点こうさてんになっている四辻に、夕方になると桜湯の店が赤い毛布ケットをかけた牀床しょうぎをだした。
現今いまの仁左衛門のお父さんの我童がどうや、猿之助えんのすけのお父さんの右田作うたさく時代、みんな、芸も、顔もよい、揃って覇気はきのある
現今げんこんおいても、未來みらいおいても、七福しちふくきたきをしんずるあたはず。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
大陸たいりく現今げんこんのように五大洲ごだいしゆうわかれてゐるけれども、地球ちきゆうけてゐた状態じようたいから
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
これがすなは現今げんこん地震計ぢしんけい基礎きそ形式けいしきであつて、當今とうこんおこなはれてゐるミルン地震計ぢしんけい
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
この任侠にんきょうな勇猛な性質は、勘定かんじょう高き現今げんこんの社会においておおいに珍重ちんちょうすべきものと思う。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
現今げんこんでは精神病者せいしんびやうしや治療ちれう冷水れいすゐそゝがぬ、蒸暑むしあつきシヤツをせぬ
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
これが遠国へでもくのかと云うと、僅か百三十里ばかりの処へくにも此の通りでございますが、現今ただいまでは大違いで、「君鞄を提げて何処へ」「いや鳥渡ちょっと亜米利加まで行って来ます」などと云うような訳で
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
現今たゞいまでは伊香保に西洋料理も出来ました。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)