“方今”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうこん90.9%
はうこん9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然レドモ方今ほうこんヲ防グノ術火攻ヲ除イテハ則チ手ヲ措クベキナシ。ケダシ時勢ノ変ニシテ兵法ノ一定シテ論ズベカラザルモノ也。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
仰せの通り方今ほうこんの女生徒、令嬢などは自尊自信の念から骨も肉も皮まで出来ていて、何でも男子に負けないところが敬服の至りだ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
曰く「僧院の秋」の会、曰く「三浦みうら製糸場主」の会、曰く猫の会、曰く杓子しやくしの会、方今はうこんの文壇会はなはだ多しといへども、いまだ滑脱くわつだつの妙を極めたる、くの如き応酬ありしを聞かず。かたはらに人あり。