“頃来”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいらい50.0%
このごろ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頃来けいらいの長雨もれ、各〻にも近く御帰国と思わるるが、兵家の常、またの再会はいつともはかり難い。先君をおしのびいたしながら、朝露のまに、粗茶一ぷくさしあげたいと思う。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
頃来このごろ書肆駸々堂主人一小冊を携えて来り、居士に一言をかんせん事を望む、受て之をけみすれば、即ち三遊亭圓朝氏のえんぜし人情談話にんじょうばなし美人びじん生埋いきうめを筆記せるものなり。
松の操美人の生埋:01 序 (新字新仮名) / 宇田川文海(著)