“頃之”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しばらく50.0%
しばらくにして50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頃之しばらくニシテ妙法院親王ノ召ニ応ジテ侍読じとうトナル。王ソノ才ヲ愛シ寵賜ちょうし年アリ。後親ノ病メルヲ以テ官ヲ辞シテ郷ニかえル。家産薄劣、加フルニ病患ヲ以テス。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
既ニシテ川叉ニ寓シマタ羽生ニ移ル。翛然しゅくぜん歌ヲ詠ジソノ性ニ自適ス。頃之しばらくにして遠近争ツテ弟子ト為ル。しこうシテ四方来ツテ書画ヲ請フ者マタ陸続トシテ絶エズ。翁麹糵さけたしなミ口ニ瓢杓ひょうしゃくヲ離サズ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)