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現今
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げんこん
ふりがな文庫
“
現今
(
げんこん
)” の例文
柄は木質にて
朽
(
く
)
ちて居りし事故、
如何
(
いか
)
なる方法にて
石斧
(
いしおの
)
を
括
(
くく
)
り付けしか詳ならされど、
其状
(
そのじやう
)
現今
(
げんこん
)
行
(
おこな
)
はるるタガネと
大差
(
たいさ
)
無かりしならん。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
そのためについビールも一本
失礼
(
しつれい
)
いたしました。そしてそのお
蔭
(
かげ
)
でやっとおもいだしました。あれは
現今
(
げんこん
)
西根山
(
にしねやま
)
にはたくさんございます。
紫紺染について
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
痴人
(
ちじん
)
夢
(
ゆめ
)
を
説
(
と
)
く、されど
夢
(
ゆめ
)
を
見
(
み
)
て
自
(
みづか
)
ら
悟
(
さと
)
るは
必
(
かなら
)
ずしも
痴人
(
ちじん
)
にあらざる
可
(
べ
)
し。
余
(
よ
)
は
現今
(
げんこん
)
に
於
(
おい
)
ても、
將
(
は
)
た
未來
(
みらい
)
に
於
(
おい
)
ても、
七福
(
しちふく
)
の
來
(
きた
)
る
可
(
べ
)
きを
信
(
しん
)
ずる
能
(
あた
)
はず。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
然
(
しか
)
り、
海底潜行艇
(
かいていせんかうてい
)
の
一種
(
いつしゆ
)
には
相違
(
さうゐ
)
ないが、
然
(
しか
)
し
私
(
わたくし
)
は
單
(
たん
)
に
此
(
この
)
軍艇
(
ぐんてい
)
をば
潜行艇
(
せんかうてい
)
と
呼
(
よ
)
ぶのみを
以
(
もつ
)
ては
滿足
(
まんぞく
)
しない、
何
(
なに
)
となれば
現今
(
げんこん
)
歐米諸國
(
をうべいしよこく
)
の
發明家等
(
はつめいから
)
は
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
當時
(
とうじ
)
東京帝國大學
(
とうきようていこくだいがく
)
理學部
(
りがくぶ
)
に
於
(
お
)
ける
機械工學
(
きかいこうがく
)
及
(
およ
)
び
物理學
(
ぶつりがく
)
の
教授
(
きようじゆ
)
であつたユーイング
博士
(
はかせ
)
(
現今
(
げんこん
)
エヂンバラ
大學
(
だいがく
)
總長
(
そうちよう
)
)は
水平振子地震計
(
すいへいしんしぢしんけい
)
の
發明
(
はつめい
)
を
公
(
おほやけ
)
にし
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
▼ もっと見る
現今
(
げんこん
)
では
精神病者
(
せいしんびやうしや
)
の
治療
(
ちれう
)
に
冷水
(
れいすゐ
)
を
注
(
そゝ
)
がぬ、
蒸暑
(
むしあつ
)
きシヤツを
被
(
き
)
せぬ、
而
(
さう
)
して
人間的
(
にんげんてき
)
に
彼等
(
かれら
)
を
取扱
(
とりあつか
)
ふ、
即
(
すなは
)
ち
新聞
(
しんぶん
)
に
記載
(
きさい
)
する
通
(
とほ
)
り、
彼等
(
かれら
)
の
爲
(
ため
)
に、
演劇
(
えんげき
)
、
舞蹈
(
ぶたふ
)
を
催
(
もよほ
)
す。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
現今
(
げんこん
)
日本
(
にほん
)
では、
歐文
(
おうぶん
)
で
通信
(
つうしん
)
や
著作
(
ちよさく
)
や、その
他
(
た
)
各種
(
かくしゆ
)
の
文
(
ぶん
)
を
書
(
か
)
く
場合
(
ばあひ
)
に、その
署名
(
しよめい
)
に
歐米風
(
おうべいふう
)
にローマ
字
(
じ
)
で
名
(
な
)
を
先
(
さき
)
に
姓
(
せい
)
を
後
(
あと
)
に
書
(
か
)
くことにしてゐるが、これは
由々
(
ゆゝ
)
しい
誤謬
(
ごべう
)
である。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
コンゴに住むイーキー民族は
現今
(
げんこん
)
も「しまうま」の肉は食はぬ。むかしエヂプトに於ては、テベスでは羊を食はず、メンデスでは
山羊
(
やぎ
)
を食はず、オムポズでは
鰐魚
(
わに
)
を嫌つた。
毒と迷信
(新字旧仮名)
/
小酒井不木
(著)
この
任侠
(
にんきょう
)
な勇猛な性質は、
勘定
(
かんじょう
)
高き
現今
(
げんこん
)
の社会においておおいに
珍重
(
ちんちょう
)
すべきものと思う。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
全く人里離れた場所などもあるので、
現今
(
げんこん
)
でもあまり、いい気持のしないのである。
大叫喚
(新字新仮名)
/
岩村透
(著)
石器時代
(
せききじだい
)
に
現今
(
げんこん
)
の
如
(
ごと
)
き
陶器窯
(
たうきがま
)
を
造
(
つく
)
つて、
其所
(
そこ
)
で
土器
(
どき
)
を
燒
(
や
)
いたか
否
(
いな
)
か、それは
未
(
ま
)
だ
輕々
(
かる/″\
)
しく
言切
(
いひき
)
れぬが、
馬籠
(
まごめ
)
に
於
(
お
)
ける
燒土層
(
やけつちさう
)
の
廣大
(
くわうだい
)
なるを
見
(
み
)
て、
然
(
さ
)
うして
桂舟畫伯
(
けいしうぐわはく
)
の
説
(
せつ
)
を
聽
(
き
)
いて
見
(
み
)
ると
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
現今
(
げんこん
)
では、うなぎといえば養殖うなぎが通り相場になっているほどである。東京では五、六軒だけ天然うなぎを使用しているが、京、大阪は
皆無
(
かいむ
)
。中には両方を混ぜて食わせる店もある。
鰻の話
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
現今
(
げんこん
)
の
吾
(
われ
)
らが苦しい実生活に取り巻かれるごとく、現今の吾等が苦しい文学に取りつかれるのも、やむをえざる悲しき事実ではあるが、いわゆる「現代的気風」に
煽
(
あお
)
られて、三百六十五日の間
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
A
其女
(
そのをんな
)
が
即
(
すなは
)
ち
現今
(
げんこん
)
房州
(
ばうしう
)
に
出養生
(
でやうじやう
)
の
君
(
きみ
)
の
細君
(
さいくん
)
だね。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
現今
(
げんこん
)
では
精神病者
(
せいしんびょうしゃ
)
の
治療
(
ちりょう
)
に
冷水
(
れいすい
)
を
注
(
そそ
)
がぬ、
蒸暑
(
むしあつ
)
きシャツを
被
(
き
)
せぬ、そうして
人間的
(
にんげんてき
)
に
彼等
(
かれら
)
を
取扱
(
とりあつか
)
う、
即
(
すなわ
)
ち
新聞
(
しんぶん
)
に
記載
(
きさい
)
する
通
(
とお
)
り、
彼等
(
かれら
)
の
為
(
ため
)
に、
演劇
(
えんげき
)
、
舞蹈
(
ぶとう
)
を
催
(
もよお
)
す。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
大陸
(
たいりく
)
は
現今
(
げんこん
)
のように
五大洲
(
ごだいしゆう
)
に
分
(
わか
)
れてゐるけれども、
地球
(
ちきゆう
)
が
融
(
と
)
けてゐた
状態
(
じようたい
)
から、
固
(
かた
)
まり
始
(
はじ
)
めたときには、
單
(
たん
)
に
一
(
ひと
)
つの
塊
(
かたまり
)
であつたが、それが
或作用
(
あるさよう
)
のために
數箇
(
すうこ
)
の
地塊
(
ちかい
)
に
分裂
(
ぶんれつ
)
し
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
此
(
この
)
裝甲
(
さうかう
)
は
現今
(
げんこん
)
專
(
もつぱ
)
ら
行
(
おこな
)
はれて
居
(
を
)
るハーベー
式
(
しき
)
の
堅硬法
(
けんかうほふ
)
を
施
(
ほどこ
)
したる
鋼板
(
こうはん
)
若
(
もし
)
くは
白銅鋼板等
(
はくどうこうばんとう
)
よりは、
數層倍
(
すうそうばい
)
の
彈力性
(
だんりよくせい
)
と
抵抗力
(
ていこうりよく
)
を
有
(
いう
)
する
或
(
ある
)
新式裝甲板
(
しんしきさうかうばん
)
にて、
櫻木海軍大佐
(
さくらぎかいぐんたいさ
)
が
幾星霜
(
いくせいさう
)
の
間
(
あひだ
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
ええ
一寸
(
ちょっと
)
一言ご
挨拶
(
あいさつ
)
申
(
もう
)
しあげます。
今晩
(
こんばん
)
はお
客様
(
きゃくさま
)
にはよくおいで下さいました。どうかおゆるりとおくつろぎ下さい。さて
現今
(
げんこん
)
世界
(
せかい
)
の
大勢
(
たいせい
)
を見るに
実
(
じつ
)
にどうもこんらんしている。
紫紺染について
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
又蟇石と称する宝石は
蜘蛛
(
くも
)
やその他毒性の動物に
嚼
(
か
)
まれたとき、その疼痛を消すと伝へられて居る。
然
(
しか
)
し
現今
(
げんこん
)
でもさうであるが
蛋白石
(
たんぱくせき
)
は昔から婦人は
之
(
これ
)
を
懸
(
か
)
けることを嫌つて居る。
毒と迷信
(新字旧仮名)
/
小酒井不木
(著)
莫遮
(
それはさうと
)
現今
(
げんこん
)
建築
(
けんちく
)
の
本義
(
ほんぎ
)
とか
理想
(
りさう
)
とかに
就
(
つい
)
て
種々
(
しゆ/″\
)
なる
異論
(
ゐろん
)
のあることは
洵
(
まこと
)
に
結構
(
けつこう
)
なことである。
建築界
(
けんちくかい
)
には
絶
(
た
)
へず
何等
(
なんら
)
かの
學術的風波
(
がくじゆつてきふうは
)
がなければならぬ、
然
(
しか
)
らざれば
沈滯
(
ちんたい
)
の
結果
(
けつくわ
)
腐敗
(
ぶはい
)
するのである。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
もともと日本料理の中で生まれたわけではないから、
現今
(
げんこん
)
のごとく低級の谷へ谷へと下降しつつある。このあり
様
(
さま
)
は見るに忍びない。内容の重きに注意せざる者は、勢い外表のデザインのみに走る。
味覚馬鹿
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
我々
(
われ/\
)
ロシヤの
地方團體
(
ちはうだんたい
)
の
醫術
(
いじゆつ
)
は
如何
(
どう
)
であらうか、
先
(
ま
)
づ
精神病
(
せいしんびやう
)
に
就
(
つ
)
いて
云
(
い
)
ふならば、
現今
(
げんこん
)
の
病氣
(
びやうき
)
の
類別法
(
るゐべつはふ
)
、
診斷
(
しんだん
)
、
治療
(
ちれう
)
の
方法
(
はうはふ
)
、
共
(
とも
)
に
皆是
(
みなこれ
)
を
過去
(
くわこ
)
の
精神病學
(
せいしんびやうがく
)
と
比較
(
ひかく
)
するならば
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
即
(
すなは
)
ち
現今
(
げんこん
)
に
於
(
おい
)
て
最
(
もつと
)
も
精巧
(
せいこう
)
なる
潜水器
(
せんすいき
)
でも、
海底
(
かいてい
)
五十
米突
(
メートル
)
以下
(
いか
)
に
沈
(
しづ
)
んでは
水
(
みづ
)
の
壓力
(
あつりよく
)
の
爲
(
た
)
めと
空氣喞筒
(
くうきポンプ
)
の
不完全
(
ふくわんぜん
)
なる
爲
(
ため
)
に、
到底
(
たうてい
)
其
(
その
)
用
(
よう
)
を
爲
(
な
)
さぬのであるから、
潜水器
(
せんすいき
)
を
用
(
もち
)
ゆる
海賊船
(
かいぞくせん
)
は
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
これが
即
(
すなは
)
ち
現今
(
げんこん
)
の
地震計
(
ぢしんけい
)
の
基礎
(
きそ
)
の
形式
(
けいしき
)
であつて、
當今
(
とうこん
)
行
(
おこな
)
はれてゐるミルン
地震計
(
ぢしんけい
)
、
大森地震計
(
おほもりぢしんけい
)
、ガリッチン
地震計
(
ぢしんけい
)
、パシュウィチ
水平振子
(
すいへいしんし
)
など、
其構造
(
そのこうぞう
)
の
要點
(
ようてん
)
は
皆
(
みな
)
ユーイング
地震計
(
ぢしんけい
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
建築
(
けんちく
)
の
本義
(
ほんぎ
)
は「善美」にあると
云
(
い
)
ふのは、
我輩
(
わがはい
)
の
現今
(
げんこん
)
の
考
(
かんが
)
へである。
併
(
しか
)
し
或
(
あ
)
る
人
(
ひと
)
は
建築
(
けんちく
)
の
本義
(
ほんぎ
)
は「安價で丈夫」にあると
云
(
い
)
ふかも
知
(
し
)
れぬ、
又
(
また
)
他
(
た
)
の
人
(
ひと
)
は
建築
(
けんちく
)
の
本義
(
ほんぎ
)
は「美」であると
云
(
い
)
ふかも
知
(
し
)
れぬ。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
現今
(
げんこん
)
、東京に集まるかつおは漁場が遠く、時間がかかりすぎている。
いなせな縞の初鰹
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
我々
(
われわれ
)
ロシヤの
地方団体
(
ちほうだんたい
)
の
医術
(
いじゅつ
)
はどうであろうか、まず
精神病
(
せいしんびょう
)
に
就
(
つ
)
いて
云
(
い
)
うならば、
現今
(
げんこん
)
の
病気
(
びょうき
)
の
類別法
(
るいべつほう
)
、
診断
(
しんだん
)
、
治療
(
ちりょう
)
の
方法
(
ほうほう
)
、
共
(
とも
)
に
皆
(
みな
)
これを
過去
(
かこ
)
の
精神病学
(
せいしんびょうがく
)
と
比較
(
ひかく
)
するならば
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
現今
(
げんこん
)
の料理は美趣味が欠如している。
味覚馬鹿
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
然
(
さう
)
して
立
(
た
)
ちながら、
外國
(
ぐわいこく
)
や、
露西亞
(
ロシヤ
)
の
新聞
(
しんぶん
)
雜誌
(
ざつし
)
に
書
(
か
)
いてある
珍
(
めづ
)
らしい
事
(
こと
)
、
現今
(
げんこん
)
は
恁云
(
かうい
)
ふ
思想
(
しさう
)
の
潮流
(
てうりう
)
が
認
(
みと
)
められるとかと
話
(
はなし
)
を
進
(
すゝ
)
めたが、イワン、デミトリチは
頗
(
すこぶ
)
る
注意
(
ちゆうい
)
して
聞
(
き
)
いてゐた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
そうして
立
(
た
)
ちながら、
外国
(
がいこく
)
や、
露西亜
(
ロシヤ
)
の
新聞
(
しんぶん
)
雑誌
(
ざっし
)
に
書
(
か
)
いてある
珍
(
めず
)
らしいこと、
現今
(
げんこん
)
はこう
云
(
い
)
う
思想
(
しそう
)
の
潮流
(
ちょうりゅう
)
が
認
(
みと
)
められるとかと
話
(
はなし
)
を
進
(
すす
)
めたが、イワン、デミトリチは
頗
(
すこぶ
)
る
注意
(
ちゅうい
)
して
聞
(
き
)
いていた。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
“現今”の意味
《名詞・形容動詞》
現在。今。このごろ。
(出典:Wiktionary)
現
常用漢字
小5
部首:⽟
11画
今
常用漢字
小2
部首:⼈
4画
“現”で始まる語句
現
現在
現場
現世
現身
現象
現場不在証明
現実
現代
現金