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蒸暑
ふりがな文庫
“蒸暑”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
むしあつ
92.0%
むしあつさ
8.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むしあつ
(逆引き)
するとある
蒸暑
(
むしあつ
)
い午後、小説を読んでいた看護婦は突然
椅子
(
いす
)
を離れると、寝台の側へ歩み寄りながら、不思議そうに彼の顔を
覗
(
のぞ
)
きこんだ。
少年
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
蒸暑
(
むしあつ
)
い
中
(
うち
)
にも
凡
(
すべ
)
てが
水
(
みづ
)
の
樣
(
やう
)
な
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
を
浴
(
あ
)
びて
凉
(
すゞ
)
しい
微風
(
びふう
)
が
土
(
つち
)
に
觸
(
ふ
)
れて
渡
(
わた
)
つた。おつぎは
臼
(
うす
)
から
餅
(
もち
)
を
拗切
(
ねぢき
)
つて
茗荷
(
めうが
)
の
葉
(
は
)
に
乘
(
の
)
せて
一
(
ひと
)
つ/\
膳
(
ぜん
)
へ
並
(
なら
)
べた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
蒸暑(むしあつ)の例文をもっと
(23作品)
見る
むしあつさ
(逆引き)
そして夕風のぱつたり凪ぐやうな晩には、暑さは却て眞夏よりも烈しく、夜ふけの空にばかり、稍目立つて見え出す銀河の影を仰いでも、往々にして眠りがたい
蒸暑
(
むしあつさ
)
に襲はれることがある。
虫の声
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
そして夕風のぱったり
凪
(
な
)
ぐような晩には、暑さはかえって真夏よりも烈しく、夜ふけの空にばかり、やや目立って見え出す銀河の影を
仰
(
あお
)
いでも、往々にして眠りがたい
蒸暑
(
むしあつさ
)
に襲われることがある。
虫の声
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
蒸暑(むしあつさ)の例文をもっと
(2作品)
見る
“蒸暑”の意味
《名詞》
蒸し暑いこと。
(出典:Wiktionary)
蒸
常用漢字
小6
部首:⾋
13画
暑
常用漢字
小3
部首:⽇
12画
“蒸”で始まる語句
蒸
蒸籠
蒸気
蒸焼
蒸氣
蒸汽
蒸物
蒸々
蒸發
蒸被
検索の候補
溽暑蒸濁
“蒸暑”のふりがなが多い著者
小出楢重
徳冨蘆花
アントン・チェーホフ
谷譲次
泉鏡太郎
永井荷風
泉鏡花
国木田独歩
長塚節
上田敏