“蒸汽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
スチーム33.3%
じょうき33.3%
じようき22.2%
ふね11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「昼間はあったかいが、夜になると急に寒くなるね。寄宿じゃもう蒸汽スチームを通しているかい」と聞いた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
半鐘の蒸汽じょうきポンプのサイレンのひびきが、活動街の上を越して伝わって来た。それに混って時々樹上の畸形児の狂喜のうなりが聞えた。
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
蒸汽じようき船は大へん苦しいもんだつてが、……誰でも然うなんでせうか?」
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
来て見ればけふもかがやくしろがねの沖辺はるかにゆく蒸汽ふねのあり
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)