“陸蒸汽”の読み方と例文
読み方割合
おかじょうき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鉄道の出来初めには陸蒸汽おかじょうきが通ると泥棒が入り込むとか物産を悉皆すっかり持って行かれてしまうとか妙に消極的なことばかり考えて、田舎は大抵二の足を踏んだものだそうだよ。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「初めて汽車が通った時、私は尋常、さあ、何年でしたかな、兎に角、尋常生でしたよ。今日は陸蒸汽おかじょうきが通るから成るべく見に行くようにといって、学校が休みになりました」
村の成功者 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)