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じようき
語句 | 割合 |
蒸氣 | 28.6% |
蒸汽 | 28.6% |
汽船 | 14.3% |
上氣 | 14.3% |
汽舩 | 14.3% |
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この
時に
磐梯山の
大部分は
蒸氣の
膨脹力によつて
吹き
飛ばされ、
堆積物が
溪水を
塞いで
二三の
湖水を
作つたが、
東側に
流れ
出した
泥流のために
土地のみならず
いつしかに
蒸汽の
鈍き
船腹の
俺ら
只ぢや
歩いてもよかつたが、
南こと
又歩かせちや
濟まねえから
同志に
土浦まで
汽船で
乘つ
着けたんだが、
南は
草臥れたもんだから
俺ら
先へ
出たんだがな
「
汽船に
乘つて
來たつて
餘つ
程費用も
掛つたんべな」
胸はわくわくと
上氣して、
何うでも
明けられぬ
門の
際にさりとも
見過しがたき
難義をさま/″\の
思案盡して、
格子の
間より
手に
持つ
裂れを
物いはず
投げ
出せば
南もあの
分ぢや
今夜もなか/\
容易ぢやあんめえよ、それに
汽舩が
又後れつちやつてな