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蒸々
ふりがな文庫
“蒸々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
むしむし
80.0%
じよう/\
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むしむし
(逆引き)
夜深しに汗ばんで、
蒸々
(
むしむし
)
して、
咽喉
(
のど
)
の乾いた処へ、その匂い。
血腥
(
ちなまぐさ
)
いより
堪
(
たま
)
りかねて、縁側を開けて、私が一番に庭へ出ると、
皆
(
みんな
)
も
跣足
(
はだし
)
で飛下りた。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
信長がそれを
刈
(
か
)
り、秀吉が
束
(
たば
)
ね、家康が地ならしと建築にかかりかけているが、まだ、まだ、危ないことは、
附火木
(
つけぎ
)
の火一ツで、天下を火となさんず気ぶりも
蒸々
(
むしむし
)
と、西には満ちている。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蒸々(むしむし)の例文をもっと
(4作品)
見る
じよう/\
(逆引き)
とろりと澄んだ濃藍の
長瀞
(
ながとろ
)
に、樹の梢は、すくすくと延び上つて、水鏡をしてゐる、川はひつそりと音もなく、
蒸々
(
じよう/\
)
と立ちのぼる峡谷の朝霧の底を、櫓の音が、ギイギイと静かにひゞく
天竜川
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
蒸々(じよう/\)の例文をもっと
(1作品)
見る
蒸
常用漢字
小6
部首:⾋
13画
々
3画
“蒸”で始まる語句
蒸
蒸籠
蒸暑
蒸気
蒸焼
蒸氣
蒸汽
蒸物
蒸發
蒸被
“蒸々”のふりがなが多い著者
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
小島烏水
泉鏡花
吉川英治