“拗切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちぎ50.0%
ねぢき25.0%
ちぎれ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さういふ伴侶なかまことをんな人目ひとめすくな黄昏たそがれ小徑こみちにつやゝかな青物あをものるとつひした料簡れうけんからそれを拗切ちぎつて前垂まへだれかくしてることがある。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
蒸暑むしあつうちにもすべてがみづやうつきひかりびてすゞしい微風びふうつちれてわたつた。おつぎはうすからもち拗切ねぢきつて茗荷めうがせてひとつ/\ぜんならべた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
すで漁師れふし生命せいめいにぎられてたこちからきはめてつぼ内側うちがは緊着きんちやくすれば什麽どんなつよちからふくろのやうなあたまつてかうとも、へび身體からだの一あな揷入さうにうしたやうに拗切ちぎれるまでもはなれない。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)