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拗切
読み方 | 割合 |
ちぎ | 50.0% |
ねぢき | 25.0% |
ちぎれ | 25.0% |
さういふ
伴侶の
殊に
女は
人目の
少い
黄昏の
小徑につやゝかな
青物を
見ると
遂した
料簡からそれを
拗切つて
前垂に
隱して
來ることがある。
蒸暑い
中にも
凡てが
水の
樣な
月の
光を
浴びて
凉しい
微風が
土に
觸れて
渡つた。おつぎは
臼から
餅を
拗切つて
茗荷の
葉に
乘せて
一つ/\
膳へ
並べた。
既に
漁師の
手に
生命を
握られて
居る
蛸は
力を
極めて
壺の
内側に
緊着すれば
什麽強い
手の
力が
袋のやうな
其の
頭を
持つて
曳かうとも、
蛇が
身體の一
部を
穴に
揷入したやうに
拗切るまでも
離れない。