“失礼”のいろいろな読み方と例文
旧字：失禮
読み方割合
しつれい92.1%
なん2.6%
シツレイ2.6%
パルドン2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
（青金で誰（だれ）か申（もう）し上げたのはうちのことですが、何分（なにぶん）汚（きた）ないし、いろいろ失礼（しつれい）ばかりあるので。）（いいえ、何もいらないので。）
泉ある家 (新字新仮名) ／ 宮沢賢治(著)
こう申しちゃ失礼（なん）ですが、わしらの暮らしは、とんと蜘蛛みたようで、——日の目もろくろく拝めませんですよ。一張羅のお仕著せだって、鼠公（ねずこう）に食われる始末で。
熊：笑劇　一幕 (新字新仮名) ／ アントン・チェーホフ(著)
シカルニ、此（コ）ノ頃（ゴロ）ノ君（キミ）、タイヘン失礼（シツレイ）ナ小説（ショウセツ）カイテ居（オ）ラレル。
創生記 (新字新仮名) ／ 太宰治(著)
アルカージナ　失礼（パルドン）、お邪魔しましたわね……（腰をおろす）さあ、どうにかすっかり片づいた。へとへとよ。
かもめ：――喜劇　四幕―― (新字新仮名) ／ アントン・チェーホフ(著)