“しつれい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シツレイ
語句割合
失礼55.6%
失禮39.7%
失敬1.6%
無礼1.6%
無禮1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これこれ、このおかたをだれだとおもう。三条さんじょう宰相殿さいしょうどの姫君ひめぎみだぞ。うっかり失礼しつれいなまねをすると、この一寸法師いっすんぼうし承知しょうちしないぞ。」
一寸法師 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
留守中るゐちうこれは失禮しつれいでした。さいませんので、女中ぢよちうばかり‥‥や、つまらんもの差上さしあげて恐縮きようしゆくしました』と花竦薑はならつきやう下目しためる。
かけもし旦那樣は失敬しつれいながら何方迄いづかたまで御上おのぼり遊ばさるゝやといふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
やんややんやと喜ばれる中から、我恋は細谷川ほそだにがはの丸木橋わたるにやこわし渡らねばとうたひかけしが、何をか思ひ出したやうにああ私は一寸ちよツと無礼しつれいをします、御免なさいよとて三味線さみせんを置いて立つに
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
やんや/\とよろこばれるなかから、我戀わがこひ細谷川ほそだにがは丸木橋まるきばしわたるにやこわわたらねばとうたひかけしが、なにをかおもしたやうにあゝわたし一寸ちよツと無禮しつれいをします、御免ごめんなさいよとて三味線さみせんいてつに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)