“珍重”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちんちょう81.4%
ちんちよう16.3%
めずらし2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
食通しょくつう間では、ごりの茶漬けを茶漬けの王者と称して珍重ちんちょうしている。しかし、食べてみようと思えば、たいしてぜいたくなものではない。
京都のごりの茶漬け (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
毒樣どくさまなこつたが獨活うど大木たいぼくやくにたゝない、山椒さんしよ小粒こつぶ珍重ちんちようされるとたかことをいふに、此野郎このやらうめとひどたれて
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「人を見下したようなあの態度はどうでしょう。兄や父は何をあんなに珍重めずらしがる必要があるんでしょう。追い出してしまえばいいじゃないの⁉」その言葉からお光は綾子の苛々いらいらした
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)