“治療”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちりょう55.6%
ちれう27.8%
なお5.6%
ような5.6%
りょうじ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むすめは、いい指輪ゆびわれたので、たいそうよろこんで、これもおかあさんのおかげだとおもって、はやくおとうと治療ちりょうをするためにりました。
トム吉と宝石 (新字新仮名) / 小川未明(著)
らば』とドードてう嚴格げんかくつて立上たちあがり、『この會議くわいぎ延期えんきされんことを動議どうぎします。けだし、もつとはや有効いうかう治療ちれう方法はうはふが——』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
だから地上のほかの狂人は治療なおるとも、吾輩の精神異状だけは永遠に全快しないだろうと思う。これだけはたしかに保証出来る。云々。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
タツタ一人……タツタ一人の母様かゝしやまの御病気を治療ようなし度いばつかりに、身を売りましたのが仇になつて……そこにお出でになる御役人しゆのお言葉に靡きませなんだばつかりに……かやうに日の本の恥を
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
さて治療りょうじとなると例のごとく娘が背後うしろから抱いていたから、脂汗あぶらあせを流しながら切れものが入るのを、感心にじっと耐えたのに、どこを切違えたか、それから流れ出した血が留まらず
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)