“荒療治”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらりょうじ90.0%
あられうぢ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
拙著「春琴抄」の佐助は盲人になるために針を瞳孔に突き刺してよく目的を達したが、順慶は戦国の武士であるからもっと野蛮な荒療治あらりょうじを行った。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
自分は、もしや死にっきりに死んじまやしないかと云う神経のために、ついぞこの荒療治あらりょうじを頼んだ事がない。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
待設まちまうけたりと云ひつゝ兩人ずつと立上り左仲を中に取圍とりかこみサア懷中の金を置てゆけもし彼是かれこれいふ時は是非に及ばず荒療治あられうぢだぞと兩人左仲が手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)