“指輪”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆびわ90.6%
いびがね3.1%
ゆびがね3.1%
ゆびはめ3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうもはらのなかがおもくるしくてしかたがない。おきさきさまのまどの下にあった指輪ゆびわを、あわてて、いっしょにのみこんじまったんだ。」
「仁三郎が黙って合点合点する内に、夫婦で指輪いびがねば、取り換えたが、あの時も、可笑おかしかったぞ」
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
……その中に陳東海がまじッておッたのですけんが、そン節お種を見染め、手紙に添えて指輪ゆびがねやらビードロの笄簪かみさしやら金入緞子きんいりどんすやら南京繻子なんきんじゅすやら、さまざまの物ば一生懸命せいだして送ってまいります。
『旦那はん。あの指輪ゆびはめ、取っても大事おまへんか』と、こういうのです。
島原心中 (新字新仮名) / 菊池寛(著)