“いびがね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
指環50.0%
指輪50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちん哥兄あんちゃんちん哥兄あんちゃん』ち云うと息の止まる程、花魁に抱き締められましたなあ。ハハハ。帰りがけに真鍮の指環いびがねをば一個ひとつ花魁から貰いましたが、その嬉しさというものは生れて初めてで御座いました。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
指環いびがねうなったあ。ウワア——』
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「仁三郎が黙って合点合点する内に、夫婦で指輪いびがねば、取り換えたが、あの時も、可笑おかしかったぞ」
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
仁三郎の指は、平生でも大きい上に、腫れ上っとるけに指輪いびがねも三十五円も出いて○○の鉢巻位の奴をば作っとる。それに花嫁御の分はまた、並外れて小さいけに取り換えてもアパアパどころじゃない。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)