“指貫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さしぬき84.4%
ゆびぬき12.5%
さしつらぬ3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これでこそ貫目のある好男子になられたというものであると女たちがながめていて、指貫さしぬきすそからも愛嬌あいきょうはこぼれ出るように思った。
源氏物語:18 松風 (新字新仮名) / 紫式部(著)
紙の方は、封印の代りに指貫ゆびぬきで幾箇処も封緘してあった。多分、私が船長のポケットの中にあるのを見つけたあの指貫だろう。
指貫さしつらぬき候ひぬ然ども勇氣の喜内樣故さゝれながらも跳返はねかへし給ひ短刀にて唯一うちにと切掛きりかけ給ひしが御病中と云深手ふかでおはれし上なれば御くらみて吾助が小鬢こびんを少し斬れしのみ折柄をりから燈火ともしびきえければ吾助は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)