指貫さしつらぬ)” の例文
指貫さしつらぬき候ひぬ然ども勇氣の喜内樣故さゝれながらも跳返はねかへし給ひ短刀にて唯一うちにと切掛きりかけ給ひしが御病中と云深手ふかでおはれし上なれば御くらみて吾助が小鬢こびんを少し斬れしのみ折柄をりから燈火ともしびきえければ吾助は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)