“指示”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さししめ57.7%
ゆびさ15.4%
しめ7.7%
しし3.8%
しぢ3.8%
しめし3.8%
ゆびさし3.8%
デモンストレーション3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我は小橋のもとにて彼の汝を指示さししめし、指をもていたく恐喝おびやかすを見たり、我またそのジェリ・デル・ベルロと呼ばるゝを聞けり 二五—二七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
何だか大根畠から首をもたげて指示ゆびさしをするようだけれど、このお話に一寸ちょっと要があるので、頬被ほおかむりをはずして申しておく。
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
飛行将校が指示しめす海上を見下せば、なる程、紺碧こんぺきの海水の下に、黒い鯨のような物が、南へ南へと、恐るべき速力で進行している。
骸骨島の大冒険 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
我は我の神を拝しただこれにのみつかうべしと、基督の決心ここにおいて定まり、生涯の行路彼に指示ししされたれば、悪魔は彼を説服ときふくするに由なく、ついに彼を去りたれば天使来りて彼につかえたり。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
一遺跡と他の遺跡との間には甞て道路存在せしなるへけれど、此所と云ひて指示しぢするを得る所は未だ發見せす。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
何、牛に乗らないだけの仙家せんかわらわ指示しめしである……もっと山高く、草深く分入わけいればだけれども、それにはこの陽気だ、蛇体じゃたいという障碍しょうげがあって、望むものの方に、苦行くぎょうが足りない。
若菜のうち (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
帷幕まくが下りると、……燕尾服の口上じゃない——薄汚い、黒の皺だらけの、わざと坊さんの法衣ころもを着た、印度インド人が来て、袖をいて、指示ゆびさしをしながら、揚幕へ連れ込んで、穴段を踏んで
普通ごくありふれた指示デモンストレーション実験でも、さていよいよとなると、思わぬ故障が起きて、大勢の聴衆の前でまごまごして困ることがある。
雪今昔物語 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)